犠牲両極法
犠牲両極法とは被防蝕金属により低電位の金属、たとえば鉄にはアルミニウム、マグネシウム、亜鉛などの両極を電気的に連結し、両極間の局部電池作用で発生する電流を防蝕電流に利用する方式だ。このような場合低電位金属(犠牲両極)からは電流と共に金属イオンが流出し、時間の経過につれ消耗する。すなわち、両極になった金属に代わり犠牲腐食しながら被防蝕体の腐食を防止するのである。
Zn-ANODE
ZN-ANODEは99.995%以上の純度を持つ亜鉛を主成分とする鋳造された合金両極として海水及び海の土の部分、または類似した電解質の中に広く利用されている防蝕材である。 さらに、危険性がないため引火性ガスが発生しうる船舶のBallast tank等の内部に利用できる特徴を持っている。
Al-ANODE
Al-ANODEは高純度のアルミニウムを主成分として開発されたAl-Zn-In合金両極として世界的に広く使用されており、他の両極と比べて電流容量が大きく比重が軽いため、特に港湾及び海洋構造物や船舶のように長期間腐食防止を要する大型構造物にもっとも経済的な犠牲両極である。
TEM-ANODE
TEM-ANODEはアルミニウムを主成分として鋳造された合金両極として他の両極に比べ鉄に対する有効電位差が顕著に大きいため、防蝕対象物の腐食環境に対して多用な適用が可能で、特に船舶の岸壁期間の間(I.C.C.P.システムを使用できなかったとき)臨時に船体を保護するのに使用する。